私たちの身体にある動脈、静脈、毛細血管の中で、毛細血管が占める割合は99%
根来医師によると「毛細血管は人体最大の臓器」
毛細血管のプロフィールは、直径100分の1ミリ(髪の毛の10分の1)、長さ9万9千キロ(地球2周半分)、総数100億本 頭の先から手足の先まで極細の毛細血管が張り巡らされて私たちは生きています
そもそも毛細血管とは何か?と言いますと
動脈と静脈の間に存在して生命活動の根幹にかかわる働きを担っている命の営みの最前線
ただのパイプではなく、命にかかわる物々交換(水・酸素・糖・脂肪・ホルモン・電解質など)を行い、ろ過する天然の血液フィルター
- 1、酸素を届け二酸化炭素を回収
- 2、栄養素を届け老廃物を回収
- 3、免疫物質を派遣し自ら援護
- 4、ホルモンを運び情報伝達
- 5、体温調節
そんな大切な毛細血管ですが、年齢とともに減っていき、45歳を過ぎるとグッと減り60歳代では20代の6割程度と言われています
毛細血管が劣化しゴースト血管になってしまうと
胃の場合
粘膜がダメージを受けます 胃壁の粘膜に酸素や栄養が届きにくくなり、粘膜を保護する粘液が減るため胃酸によって胃壁が荒れてしまいます 胃の消化活動が落ちると、胃もたれや胃腸炎、胃潰瘍また胃が弱れば腸も働きが低下し便秘や下痢がちに 慢性化すると腸管の粘膜を通じて老廃物が全身をめぐり、頭痛・肩こり・倦怠感・シミや肌荒れの肌トラブル、また免疫機能低下につながります
脳の場合
毛細血管が詰まり小さな脳梗塞があちこちで起こりやがて認知症に
子宮卵巣の場合
血流低下で生理痛や更年期障害に
他にも風邪など感染症に抵抗しにくくなったり、糖尿病の三大合併症(腎症・網膜症・神経障害)も
えつ~それは大変!予防できないのでしょうか!と思われた貴方、安心してください
毛細血管をゴーストにしないため、また増やすためにはどうしたらいいのか?をご紹介していきます
その前に今すぐやめていただきたい習慣からご紹介します
- 1、入浴はシャワーですませる
- 2、睡眠時間6時間以下
- 3、眠る直前までスマホを見る
ぜひやっていただきたい習慣は
- 1、忙しい夜こそ湯船につかる
- 2、7時間睡眠
- 3、運動(ウォーキング)&3食規則正しく
シャワーのみは交感神経が優位になり寝つきが悪くなります
38~41度のぬるめのお湯につかると副交感神経が優位になり、毛細血管が緩む→血流が促がされる→睡眠の質が上がります
今からの冷える季節は血流が鈍くなり、新陳代謝の鈍くなりがちだからこそ、お風呂でしっかり温まり習慣で健康を守っていきませんか(体温が1度上がると免疫力は30%アップ、逆に1度下がると30%ダウンと言われています)
毎日の習慣で、毛細血管を元気にしていきましょう!!
*参考図書「毛細血管は増やすが勝ち」「新しい免疫力の教科書」根来秀行氏著
コメント