日焼け止めの知識アップデートしませんか

4月に入り、紫外線量も強くなり、連日TV番組でも対策をと紹介していますね!

ただ、まだ春だし・・・と油断し、うっかり日焼けをしてしまった・・・という方もいらっしゃるのではないでしょうか

春は花粉、黄砂や寒暖差、乾燥などで肌のバリア機能が低下しているところに

紫外線ダメージが加わり、トラブルを起こしやすく危険な時期です

「日焼け止めはいつから(何月から)塗るべきか?問題」

これはお天気・季節問わず365日が正解になりますとはいえ

・夏と冬同じものを使うのがいい?

・男性と女性、子供では違うものを使うべき?

・日焼け止めを塗ったら赤くなったり痒くなる経験がある どう選べばいい?

など、日焼け止めを選ぶ際に迷っていませんか?

紫外線と日焼け止めの知識をアップデートして、お肌と健康を守っていただきたいと思います

紫外線について

UVーA波(280~320nm、B波(320~400nm)、C波と3波長あり波の長さの違いです 短いほど傷害性が強くなります

A波は光老化(老化紫外線)と言われ、真皮まで届きしわ・シミを作ります

加齢による老化+紫外線による老化が上乗せの形で起こります

B波はA波の600~1000倍強く真っ赤なやけどのような症状を引き起こします

C波はもっとも有害の紫外線でオゾンホールで吸収され地上には届かないとされていましたが、南・北半球でオゾンホールが確認されていますので、届いているのが現状です

紫外線はDNAを傷つけますので、皮膚がんや免疫力の低下など、健康への影響も大きいです

皮膚がんには日光角化症・有棘細胞ガン・基底細胞ガン・メラノーマがあります 日本人の皮膚がん率増加していますのでもし異変を感じたら専門医に行くことをおすすめします 皮膚:[国立がん研究センター がん統計]

日焼け止めについて

主要成分は2種類(紫外線吸収剤・紫外線散乱剤)あります

吸収剤は肌への刺激が強く、トラブルを起こす可能性もあります(代表成分 メトキシケイヒ酸エチルヘキチル・オクチノキサート・オキシベンゾン等)

海洋資源サンゴの生態系を破壊しサンゴの白骨化の原因として上記の成分を使用した日焼け止めはハワイ・パラオ・フロリダ・カリブ海・メキシコなどで使用禁止となっています

散乱剤は肌への刺激が弱く、ノンケミカルや吸収剤フリーの表記があります(代表成分 酸化チタン・酸化亜鉛)

数字表記について

SPF値はUV-Bを防ぐ目安 PAはUV-Aを防ぐ目安です

多くの方はなるべく数値が高いものを選んで購入されているかと思いますが、それがトラブルを引き起こす可能性も!!

数値が高いほど吸収剤の成分で肌にとって刺激が大きくなりますので、ライフスタイル(室内・屋外・標高等)に応じて選ぶことが大切です 詳しくは環境省の紫外線マニュアル 35Pをご参照下さい900410650.pd

吸収剤はB波の領域をよく吸収しますが、A波は限られています またかゆみや赤み、かぶれを引き起こす可能性があります

されに対して散乱剤はB波とA波を広く遮断します 

日本皮膚科学会Q&A 日焼け の箇所をご参照ください

皮膚科Q&A|公益社団法人日本皮膚科学会

また、先日NHKあさイチの出演されていた皮膚科医の吉木医師によると90%以上の人が塗り方を間違えている 0.8グラム500円玉サイズが基準だが、それ以下の人がほとんど適正量を塗ることが大事

日焼けはリカバリーできない⇒ビタミンCを摂るのは気休め 例えば生魚が干物になったら生に戻らない 焼かないように防ぐこと と話されていました

紫外線対策で日焼け止めを塗ることは甲子園や部活動でも常識となり、年齢性別問わず健康(皮膚がんや免疫力の低下を防ぐ)のためにも大切なUVケアです 

正しい知識で健康と美容を守っていきましょう!!

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