肌に棲む住人

私たちの頭皮や皮膚に、1㎠あたりおよそ20万個棲んでいるとなったら、えっ?!何が?!となりますよね

棲んでいるのは『皮膚常在菌』です!

菌というと、悪いものというイメージになりがちですが、皮膚の健康維持に役立っているのが皮膚常在菌で、約200種類あります

代表的なものに、表皮ブドウ球菌、アクネ桿菌、黄色ブドウ球菌などがあり、善玉菌・悪玉菌があり、表皮ブドウ球菌は別名美肌菌と言われています

皮膚常在菌が肌を弱酸性に保ち、酸、アルカリなど外部の刺激から守り、また細菌の繁殖を防いでくれています

健康な皮膚に欠かせない皮膚常在菌ですが、あるものを使用すると、死滅してしまいます

それは『合成界面活性剤』です

合成界面活性剤は、洗浄力が強いため、常在菌のエサとなる皮脂を剥ぎ取ります 結果、エサがなくなり死滅してしまいます

また、皮膚常在菌のバランスが崩れ、悪玉菌が増えて肌トラブルの原因にも

皮脂を剥ぎ取るということは、バリア機能を壊すことなので、本来の保護機能が弱まります

そうなると、皮膚内に紫外線や化学物質が侵入しやすくなり、メラノサイトの活性化、シミくすみ、色素沈着等のリスクが高まっていきます

*合成界面活性剤といっても3,000種類あるとも言われ、さまざまな名称で配合されているので見分けるのは難しいかもしれません

大切な肌を守ってくれる皮膚常在菌を殺さないために、まず洗うものから見直しませんか まずは

『合成界面活性剤は使わない』

衛生上の汚れはしっかり落としながらも、大切な皮膚を剥ぎ取らない弱アルカリ性石鹸で洗うことから始めてみませんか

皮膚常在菌を死滅させず棲んでもらえる肌環境を作っていきましょう!

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