育菌で美肌菌アップ

私たちの細胞の数は約60兆個ですが、

常在菌は100兆個と言われています!

大腸を中心とした消化管内には、大腸菌、ビフィズス菌以外にも多くの菌が常在していて、成人になると少ない人でも60種類、多い人で100種類もいるそうです!

その重さは合計すると約1~1.5キロ

心臓、胃、肺などの各臓器より菌の方が重いとはビックリしますね!

私たちの身体は菌で出来ているといっても過言ではないかもしれません

また、常在菌がいるのは腸内だけではありません

口腔内に100億個

皮膚には1兆個いるとされています

皆さん普段からご自身の菌、意識されていますか?

おそらく答えはNOだと思います(笑)


お肌が健康なのは皮膚常在菌が元気に暮らしているという証拠になります

皮膚常在菌は平均10種類ほどあり、腸内フローラ同様に、皮膚常在菌も、善玉菌、日和見菌、悪玉菌がいて、代表的な菌として

善玉菌には表皮ブドウ球菌

日和見菌にはアクネ菌

悪玉菌には黄色ブドウ球菌

アクネ菌というとニキビの悪さをするイメージですが、酸素を嫌う嫌気性菌のため毛穴や皮脂腺に棲んでいます 日和見菌なので普通なら悪さはしませんが、洗顔不足や菌バランスが崩れるとニキビの原因になる菌です

アトピー性皮膚炎の場合、黄色ブドウ球菌が多いと研究されています

今回は、表皮ブドウ球菌(別名 美肌菌)についてご紹介したいと思います

表皮ブドウ球菌は、皮脂とともに皮膚表面を弱酸性に保ち、病原菌などの侵入を防ぎます(バリア機能)

表皮ブドウ球菌を始めとする表皮常在菌のバランスが保たれていれば、肌トラブルのない健康な肌で過ごせますし、逆に肌トラブルがある肌は菌バランスが崩れていることに

ではなぜ、菌バランスは崩れるのでしょうか?!

3つの原因があります

合成界面活性剤入りの洗顔、シャンプー、ボディソープ、ハンドソープ等で洗う

洗浄力が強すぎるため、必要な皮脂を剥ぎ取り、常在菌を死滅させてしまいます

加齢

年齢ごとに皮膚常在菌は減少し、バランスが悪化

③紫外線と乾燥

表皮常在菌は紫外線と乾燥が苦手です

(日焼け止めやスキンケアでの保湿が大切に)

ご自身の大切なお肌を洗うもの・お肌につけるものを、肌バリアを強化する『育菌』の発想で選んでいくことが、健康な素肌で過ごす大切なポイントです!

今夜から、日々働いてくれている1兆個の皮膚常在菌に想いを馳せ、ありがとうという気持ち・愛でる意識でケアしていきませんか

せっかく棲んでくれている菌をいじめず、可愛がってあげる環境で過ごしていきたいと思います♪

 

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