2023年東京大学入学式の祝辞が話題になっていたので、読んでみました
卒業生の馬淵俊介さん(グローバルファンド保健システム及びパンデミック対策部長)の祝辞、感動的な深い内容でしたので、特に響いた箇所をご紹介したいと思います 全文は下記リンクから読めます
・夢について
1つは夢に関わる心震える仕事をしてほしいということ~中略~他人の評価を気にする他人の人生ではなく、自分がやりたいことに突き進む自分の人生を生きてください
もう一つお伝えしたいのは、夢は、探し続けて行動し続ける人にしか見つけることはできないということです 夢が見つけられないというのはほとんどの人が抱える悩みですが、夢は、待っていれば突然降ってくるものではありません 探し続けてみて、行動してみて、その中で少しづつ「彫刻」のように形作っていくものだと思います 周りに流されず、自分の興味のままに探し続けてください
・経験について
一つの分野で世界のナンバーワンになることはとても難しい ですが、いくつかの重要な分野のスキルや自分だけにユニークな組み合わせとして持っていて、それらを掛け算して問題解決に使えるのは自分だけという「オンリーワン」にはなることができます
そこでとても大切なことは「環境が人を作る」ということです 人間は弱くも強くもあり、自分のいる環境をたった一人で突き抜けて大きく成長していくことはとても難しいですが、凄い人たちの中で、あるいは修羅場に身を置いて、難しい挑戦を続けていると、それが普通にできるようになって、その次のさらに大きな機会に手が届くようになります 環境は「わらしべ長者」のように力をつけて、「経験を組合せ」しながら得ていくものです 私の場合はそうやって徐々にできることを増やしていって、今に至っています
・最後に、人生のリスクについて
時間がすごく限られている中で、考えるべきリスクは、何かに失敗するリスクではなくて、難しい挑戦に踏み込まないことで成長できず、なりたい自分になれないリスク、世界に対して貢献できないができなりリスク、行動を起こさずに「現状に留まることのリスク」だと思います
馬淵さん自身の体験に基づいた内容だからこそ説得力がありますし、東大生だけではなく現代を生きる・生きていく私たちに響く素晴らしいメッセージのように感じました
もし今私が小学生?中学生?だったら、東京大学を目指すぞ!と思い必死に勉強したかもしれません(必死にしたからと言って入れるわけではありませんが。。。)
世界で活躍する人間にはなれなくても、まず身近な人たちを、これから出会う人たちの役に立てる仕事・人生を送るためには現状に留まっているほど時間はありません 「リスク大歓迎」で過ごしていきたいと思います
令和5年度東京大学学部入学式 祝辞(グローバルファンド 保健システム及びパンデミック対策部長 馬渕 俊介 様) | 東京大学 (u-tokyo.ac.jp)
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