平安時代も令和の現代も

洗ひ 化粧じて かうばしうしみたる衣など着たる ことに見る人なきところにても

心のうちは なほいとをかし

清少納言『枕草子』心ときめきするもの とされる段落の一文です

現代流にすると

髪を洗い、お化粧をして、香りが染み込んだ洋服を着ていると、誰かが見ているわけでなくても、胸が高まって、心の中がはずんで、素敵 と言った内容です

どうでしょうか?794年から始まった1000年以上前の平安時代も令和の現代も、女性の心理は同じなのだと思うといとをかしではないでしょうか(笑)

さて一般的に「化粧」というと

・シミや毛穴を隠すため・出かけるからとりあえず・一応はしておかないと恥ずかしいから といった「取り繕う」ため というイメージをお持ちの方、多いかもしれません

もし、そう思われていた方、もったいないです

メイクの本質は時代問わず「どうありたいか?どんな生き方をしていくか?どんな自分になりたいか?」という自分自身との対話です

社会の中でどう見られたいのか 

・例えば会社でプレゼンの機会があったら、スーツに映えるような知的なメイクをしていく

など、皆さん無意識のうちに「なりたい自分」を追い求めているのではないでしょうか

そうすることで自分自身のスイッチ よし!というスタートボタンのようなものが押されて、自分に自信をつける儀式のようなものがメイク

私は「化粧」という言葉を敢えて使わないようにしています 「化粧」と呼び捨てするのは何となく雑な感じがするので「お化粧」または「メイク」と言うようにしています

朝、鏡を見て、今日一日自分自身のありたい姿をイメージしながらメイクをする

それが大人の女性の社会マナーであり、心身共にエイジングケアに繋がっていくものではないかと思っています 

取り繕うものではなく、心ときめく未来への大切なエッセンスとしてメイクを楽しんでいきませんか 

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